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1985年公開、黒澤明[くろさわあきら]監督の「乱」です。
三国を領した一文字秀虎なる架空の戦国武将が隠居宣言し、三人の息子達に家督を譲ることになります。
隠居宣言の際に毛利元就の三本の矢のエピソードをモチーフにした場面が出てきて、三男の三郎は三本の矢を強引に折って、父の考えは甘いと諫言[かんげん]します。これは父が隠居し、一人ではなく三人に家督を譲れば、必ず三人は争いだすという三郎の父親へ対する一文字家を思った諫言のつもりでしたが、怒った秀虎は三郎を追放します。
そして案の定、兄弟達が争いだし、一文字家の秩序が乱れ始め、とうとう終いには、秀虎も城を攻められ、互いが武力を用いて覇権を争うことになります。
毛利家の毛利隆元、吉川元春、小早川隆景 兄弟のようには行きませんでした。
さすが黒澤作品、なにより映像がすばらしい。城攻めの迫力と攻められる恐怖が良く伝わってきます。
日仏合作作品
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